創業元禄八年、今もなお受け継がれる伝統
蔵元に残る酒の取引の文献によると、二木酒造が酒造りを創めたのは元禄8年(1695年)。 飛騨の地が幕府直轄地になり、幕府から高山城破却の命令が出された頃に当たります。もとは石川県に住んでいたことから、屋号は「加賀屋」となっておりますが、様々な文化が育まれる飛騨に移り住むようになり、現在古い町並みと呼ばれる高山市上二之町にて蔵を構え酒造りを始め、その酒造り一筋に今日の十五代目まで続く飛騨高山の酒蔵の中でも老舗の造り酒屋となっております。 蔵の中央には酒造りに使用していた清冽な井戸水が沸く井戸があり、その様子から名付けられた銘柄「玉の井」は昔から今も飛騨高山の酒として人々に愛されております。