過去・現在・未来がつながる物語のある蒸溜所
北に乗鞍岳、南に御嶽山を望む緑豊かな高根地域にある、旧高根小学校。開校以来子どもたちを見守ってきましたが、2007年、人口減を理由に廃校となりました。 しかし、地域の人々にとってこの学校は宝物。廃校後も校内は定期的に清掃され「小学校最後の日」に子どもたちが書いた黒板のメッセージは長年消されることなく、現在も保存されています。地域に宿る「宝物を守る気持ち」に導かれ、縁と偶然が重なった結果、旧高根小学校は飛騨高山蒸溜所として新たな道を歩み始めました。各教室には樽が貯蔵され、校舎から体育館へと続く通路には麦芽を挽くモルトミルを設置。体育館ステージには、蒸留器が鎮座しています。 「過去から現在まで多くの想いが宿った場所で、時を超えるウイスキーをつくる」その信念を胸に、人が紡いだ歴史と大自然が調和する美しい飛騨高山の地で、高品質なクラフトウイスキー造りを追求しています。